国会議事堂の隣にある、巨大な図書館です。18歳以上であれば、誰でも無料で利用できます。
マンガ雑誌については、「定期刊行物」、つまり月刊・週刊などで定期的に出ている雑誌はほぼ全てそろっています。
白泉社系少女マンガ雑誌では、花とゆめ、別冊花とゆめ、LaLa、LaLa DX、メロディはもちろん、増刊号なども刊行された年月日を指定して請求すれば、閲覧することができます。
利用するにはいろいろ手続きが必要なのですが、とにかく見るだけなら無料なのがいい所です。
地方に住んでいてなかなか東京まで行けない人は、近所の図書館で申込書を書いて、郵送でコピーを取り寄せることもできます。(雑誌の年・号、複写したいページなどを全て指定する必要があります)
(1)住所・開館時間など
住所 |
〒100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1 |
TEL |
03-3581-2331 |
アクセス |
地下鉄有楽町線永田町駅(2番出口)、徒歩5分
地下鉄半蔵門線、南北線永田町駅(3番出口)、徒歩8分
地下鉄千代田線、丸ノ内線国会議事堂前駅(1番出口) 、徒歩12分
都バス橋63系統・国会議事堂前バス停、徒歩5分 |
開館時間 |
閲覧時間 9:30~19:00(土曜日は17:00)
資料請求の受付 9:30~18:00(土曜日は16:00)
即日複写の受付 10:00~18:00(土曜日は16:00)
後日複写の受付 10:00~18:30(土曜日は16:30)
|
休館日 |
日曜日、国民の祝日・休日、年末年始、第3水曜日(資料整理休館日)
※詳しくはホームページのカレンダーを参照して下さい。
|
料金 |
入館・閲覧は無料
◇コピーサービス
A4・B4サイズまで1ページ1枚¥24(税込み¥25.2) |
国会議事堂側から見ると、手前に本館、奥に新館があります。
マンガ雑誌は新館の方にあります。
入口ですが、国会図書館の利用者登録をしている人は新館に直接入れますが、登録していない人は本館から入ります。
(2)荷物をロッカーに預ける
B5サイズ以上の不透明な袋物(バッグ、リュックなど)は、館内に持ち込めないことになっています。
玄関を入って右側にコインロッカーがありますので、そこに荷物を詰めます。ロッカーでは100円玉が必要ですが、荷物を出す時に戻ります。
筆記用具や、見たい本のメモなどはロッカーに入れてしまわないで持っていましょう。
入口に薄い透明なビニール袋が用意してありますが、要領としては、あらかじめ透明なスケルトンのバッグを用意して、そちらに必要な荷物を移すといいと思います。
また、パソコンなどの機器は、受付であらかじめ断ると持ち込めます。ケースや袋から出して本体だけにしてください。新館だと2階の閲覧室の奥にある「機器使用席」で使うことができます。机にコンセントがついてますので、ACアダプタが使えます。
(3)受付
入口のカード発行機で氏名・住所などの必要事項を入力すると、館内利用カード(ICカード)が発行されます。館内で無くさないようにしましょう。
なお利用者登録をしておくと、いちいち氏名などを入力しなくても、パスワードだけで館内利用カードが発行されます。
入館ゲートに館内利用カードを触れさせると、ゲートが開いて中に入れます。
(4)検索と請求
目録ホールに並んでいるパソコン端末で、閲覧したい蔵書を検索します。
簡単にはキーワード欄で「花とゆめ」などとキーワードを入れて検索するといいでしょう。
ちなみに画面はホームページの形式で、ブラウザはNetscapeが動いていました。
なお、外部からもホームページ上で雑誌の蔵書検索ができます。(NDL-OPAC http://opac.ndl.go.jp)
「一般資料の検索(拡張)」のメニューをクリックしてジャンプして、検索ページで「タイトル」に「花とゆめ」などと入力してみて下さい。
見たい雑誌を見つけたら、そのままオンラインで資料請求をします。
★参考 白泉社系少女マンガ雑誌の蔵書データ
雑誌名 |
記号 |
データ |
花とゆめ |
Z32-540 |
1974年6月=1巻1号~
例:90年=17巻、95年=22巻、00年=27巻
※通算323号は欠 |
別冊花とゆめ |
Z32-581 |
1977年夏=1巻1号~
例:90年=14巻、95年=19巻、00年=24巻 |
LaLa |
Z32-567 |
1976年9月=1巻1号~
例:90年=15巻、95年=20巻、00年=25巻
※通算40号は欠 |
LaLa DX |
Z32-744 |
1985年=1巻1号~
例:90年=6巻、95年=11巻、00年=16巻
※95年3月10日号、97年1月10日号は欠 |
メロディ |
Z31-B188 |
1997年10月=1巻1号~
例:00年=4巻 |
Silky |
Z32-731 |
1985年9月=1巻1号~(隔月刊)
例:90年=6巻、95年=11巻、00年=16巻 |
増刊号の場合は、本誌に準じます。例えば花とゆめステップ増刊だったら、記号は「Z32-540」(花とゆめの記号)になります。
なお、同じ記号の雑誌を何冊も出してもらう場合は、1件の請求で6冊まで出してもらえます。
例えば、花とゆめの2000年1号から6号までを見たい場合は、1件で請求できます。
一度に3件まで請求できるので、最大18冊を一度に請求できます。(多数の本を請求した場合は、台車を貸してくれます)
あとは図書カウンターに雑誌が出てくるまで、座って待ちましょう。病院の受付のように、請求の番号がモニタで表示されます。
閲覧の後、(6)コピーサービスを利用する人は、今の内に複写の申込用紙を書いておくと時間が節約できます。
自分の番号が表示されたら、カウンターへ行って雑誌を受け取ります。真面目な図書や雑誌を閲覧する人が多いので、その中で「花とゆめ」を持っていると結構目立ちます(笑)
(5)閲覧
申し込みカウンター前や、閲覧室などのテーブルや椅子で読みます。欲しい作品が載っているかどうか確認しましょう。
読むだけでコピーは必要なければ、(7)返却に進んで下さい。
(6)コピーサービス申し込み
階段を下って1階に下りると、コピーサービスのカウンターがあります。
コピーサービスには「即日複写」と「後日渡し複写」があります。
即日複写の場合は黄色い用紙、後日渡し複写の場合は白い用紙に必要事項を記入し、図書・雑誌のコピーしてほしい部分の開始ページと終了ページに紙のしおりを挟んで、受付カウンターに出します。
コピー代は、花とゆめ・LaLa本誌などのB5サイズ、花とゆめ増刊・LaLa DXなどのA5サイズ共、1ページ¥24(税込み¥25.2)です。
◇即日複写
番号のついた引き換え票を出してくれるので、閲覧の時と同じように電光掲示板に番号が表示されるまで待ってください。15~20分ほどかかります。続いて他の図書・雑誌を閲覧したい人は、この間に次の請求票を書いておきましょう。(今コピーしている図書を返却した後でないと、次の請求申し込みはできません)
なお、即日複写には以下の制限がありますので、注意してください。
*申し込みは1人1日5回まで
*1回に80ページ以内
例えば100ページの総集編は、2回に分けて申し込まないといけません。
*著作権法の制限から、雑誌の全ページコピーなどは不可
電光掲示板に番号が表示されたら、カウンターで代金を払って、コピーを受け取ります。
◇後日複写
だいたい開館日で数えて4日後にできあがります。
白い複写申し込み用紙と、その図書・雑誌の返却票を書いてカウンターに出します。図書・雑誌はそのまま預かられるので、返却票だけを2階の返却カウンターへ持っていって返却手続きをします。
コピーは後日、カウンターへ取りに来ます。僕のように家が遠くて郵送を希望する場合は、郵送票に自分の住所や名前を書いて一緒に出します。後日、コピーと振込用紙が送られてくるので、料金を入金します。
なお、後日複写の場合はページ数の制限がありません。ただし全ページコピーなどは不可です。
また、続けて図書・雑誌を借りて後日複写を頼みたい場合は、カウンターの係員にその旨を伝えると、申し込み用紙をカウンターでキープしておいてくれるので、2回目からは追記で記入できます。
コピー待ちの時間がいらない、回数やページ数の制限がないのが便利です。
(7)返却
2階に戻って、閲覧室にある返却カウンターに返却します。POSシステムで館内利用カードがチェックされます。このチェックを忘れると「返却していない図書がある」とみなされて、退館の時にゲートから出られませんので注意してください。
さらに違う雑誌を見たい時は、(4)~(7)のサイクルを繰り返します。
コピーサービスも入れると、1サイクルで45分~1時間くらいかかります。何冊も閲覧したい人は1日がかりを覚悟しましょう。
なお、サイクル2周目からは手元にコピーした作品があるので、待ち時間も退屈せずに済みます(笑)
(8)喫茶
1階に喫茶「フェリカ」があります。図書待ち・コピー待ちの時にお茶を飲んだり、お昼御飯を食べたりできます。カレーセットやランチメニューもあります。
(9)退館
出入り口へ戻って、退館ゲートへ館内利用カードを入れて通ります。カードはそのまま回収されます。
あとはロッカー室へ行って、自分の荷物を出して帰りましょう。
→サイトはこちら