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君の旋律は秋の色/1

タイトル,回・サブタイトル
(Title/No.,Subtitle)
作者・掲載誌・単行本収録
Creator, Mag., Book
君の旋律は秋の色/1 林みかせ
LaLaDX2002年11月号
地球行進曲,01

有坂朔(さく)は、図書館で出会った草野祥(あき)が好き。断定的にしゃべって取っつきにくい祥だが、特別な聴覚・嗅覚を持つ朔には、漂わせるキンモクセイの香りと、少しかかとを引きずる足音ですぐわかる。一緒に帰ったり、お昼を食べたりしながら、少しずつ祥のことを知って、日記に書いていく朔なのだが・・・。
好きなものは何だろう。思い出の場所はどこだろう。何を見て生きてきたんだろう。好きな人のことは何でも知りたくなります。そして、自分だけが知っている”その人”は、本当に宝物です。 ”香り”や”足音”をうまく小道具に使いながら、そうしたことをていねいに描いていて、やっぱり林さんらしい作品です。
余談ですが、僕は「金木犀」は漢字で書けません(^_^;)