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わんの実/4

タイトル,回・サブタイトル
(Title/No.,Subtitle)
作者・掲載誌・単行本収録
Creator, Mag., Book
わんの実/4 岡崎呼人
花とゆめプラス2005年10月25日号
わんの実,01

犬の鯉壱(こいち)の飼い主・弓削テイジは、近所の二宮蒼乃(あおの)が好きなのだが、鯉壱と魚だけを心の寄りどころにしているテイジは、蒼乃を前にすると一言も話せずに逃げ出してしまう。「巨大魚を見ること」を夢にしているテイジに、何とか蒼乃と話すきっかけを作ろうと走り回る鯉壱なのだが…。
「巨大魚が空を泳ぐといいことが起こるんだ」。LaLaのわかつきめぐみさんを思い出させるようなファンタジックなお話です。父親から受け継いだ伝説を信じて、動けずにいるテイジくん、走り回る鯉壱。女の子にオクテな男の子っていう設定はいろいろありますが、少なくとも少女マンガやテレビドラマや恋愛小説がなかった時代には、そんな男性が普通だったんじゃないでしょうか。女の子への声のかけ方なんて誰も教えてくれなかった訳だし…。それともそんな時代は人付き合いの世界が狭くて、幼なじみの相手しかいなかったのかな。
そして現代の男の子・テイジくんは、「巨大魚」を守る「魚番」のような蒼乃ちゃんに果たしてアタックできるんでしょうか?