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セ氏音符/1

タイトル,回・サブタイトル
(Title/No.,Subtitle)
作者・掲載誌・単行本収録
Creator, Mag., Book
セ氏音符/1 岡崎呼人
別冊花とゆめ2006年05月号

詠太は嘘をつく度に体温が少しずつ下がってしまう、一族譲りの特殊体質。同居している彬(あき)先輩の彼女、河田柊花(しゅうか)が家にやってきた。詠太は小さい頃からピアノを弾く手を守るために嘘をつかないようにしてきたのだが、柊花への自分の気持ちを隠すため、彬先輩の嘘を隠すため、最近は嘘をつき続けて体温が下がり続けていた…。
嘘をつくと体温が下がってしまう、という不思議な設定のお話。「まぁ神サマ的には嘘つくことへの罰なんだろうけど」。それは大事な気持ちを隠した罰? 大切な人をだました罰? 何と理不尽で不公平な罰なんでしょうか。
下がる体温の寒さと笑顔の温かさの対比が、岡崎さんらしい雰囲気と空気で描かれています。