●トップ > Freshers Home > ★ザ花とゆめ3/25号★「悩殺ジャンキー特別編―黒い冬―」

郁依と実羽がすれ違ってしまってから3か月後の冬、千洋は自分の気持ちを整理できずにいた。今、実羽への気持ちを告白したら…と1%の期待を持ってしまう。降りしきる雪がもし黒かったら、こんな俺の気持ちを塗りつぶしてしまえるのに…。
3人の中学時代を描いた特別編第4弾。僕がカウンセリングの勉強と体験で学んだことですが、何の気持ちにしろ「意識して忘れる」「無かったことにする」ことはできません。消して忘れたつもりでも、何かの折りにまた出てきて自分を苦しめてしまいます。苦しくても一度ちゃんと向かい合って、消化して”自分の一部”にしないと、次へは進めません。千洋くんにとっては、”ビデオ”という新しい世界が自分を見直すきっかけになったようです。

福山リョウコさん